Naraen70s
the クロマグロタックル
クロマグロをキャッチするためにマルチピースロッドのノウハウを詰め込んで作られたクロマグロロッドがNaraen70Sです。
クロマグロは個体数が増え、ヒットまで持ち込めるチャンスが増えてきました。しかし、ターゲットがターゲットだけにアングラーを選ぶイメージがあると思います。そんなターゲットに挑むべく、Naraen70Sは体格がよくなくても長時間ファイトに耐えられるブランクス設計になっています。
Naraen70Sはこれからクロマグロに挑戦したいと思っているアングラーにこそ手に取ってほしいロッドです。
ただ硬いだけのブランクではなく、PE10号からPE12号までをしっかりと振り抜いてキャスト可能なだけではなく、身体が大きくない、筋肉量が少ない人でもモンスタークラスに挑めるロッドです。
他社のロッドに満足していないクロマグロアングラーや、ショートロッドが欲しいアングラーにもおすすめできるクロマグロロッドがNaraen70Sです。
クロマグロロッドに求めたもの
マルチピースロッドでモンスタークラスのクロマグロに挑むのに限界と制約を感じ、プロトタイプのクロマグロロッドを作成したことからNaraen70Sの開発がスタートしました。非力なアングラーでもクロマグロと対峙できるパートナーロッドを作りたいという思いからスタートしたNaraen70Sの開発。そんなNaraen70Sの名前の由来は、力強さと心強さの象徴である京都の三十三間堂にある二十八部衆像の大力無双の那羅延堅固からいただきました。
クロマグロのファイトスタイルは様々、しっかりと曲げきるファイトスタイルからラインファイトなど、フィールドで求められるスタイルと必要なスペックを兼ね備えています。開発期間は5年ほどかかりましたが、那羅延|Naraenの名にふさわしいロッドとなりました。
TRANSCENDENCEが送るグリップジョイントロッドでTRANSCENDENCEのブランクの可能性を体感してみて下さい。
マルチピースロッドの製造に特化しているため、一般的なグリップジョイントでブランクスを作るとどのようなロッドが出来上がるかを体感してもらえると思います。
Naraen70S|fishing style
初めてクロマグロを狙うアングラーやマーケットにある他のロッドがフィットしないアングラーに最適な1本です。
このNaraen70Sのブランクス設計はアカメなどの大型魚でも同様のことがいえますが、ターゲットを怒らせないブランクス設計になっています。
テストでは240kgクラスを45分でキャッチするなど、ターゲットを怒らせることなくスイープに寄せるブランクス設計になっています。
ブランクス|Blanks
Naraen70Sのブランクスはバランスのとれた設計にしあがりました。それによりキャスト精度、飛距離、ファイトの負担軽減、リフトアップパワーなど様々な恩恵を生み出すことができました。
Naraen70Sは工場での実測値として60°の破断強度は30kg以上をほこります。不意のクロマグロのランにも余裕のある設計に仕上げました。
また、しなやかで復元力のあるロッドはアングラーの負担を大きく軽減させます。他社のモンスタークロマグロロッドよりもわずかにライトなブランクス設計にしあげました。
小さなこだわり|Naraen character
100kgオーバーを前提としたPE10-15号を前提に設計されています。ブランクスパワーはこれらのラインクラスでも十分に受けられるロッドパワーを兼ね備えています。
ガイドセッティングに関しても徹底的にこだわり抜き、設置位置を徹底的に検証しました。これにより遠投性能に大きく寄与するバットセクションのガイドにはRVガイドを採用し、ブランクスとリールの位置から飛距離とブランクスパワーを最大限に引き出す設計にしてあります。
また、リールシートはFuji製を採用していますが、リールが外れる事故も多く発生する釣りなのでバンテージ等でリールを固定することをおすすめします。推奨のリールは20000番になります。30000番も搭載可能ですが、飛距離が落ちてしまう傾向にあります。
7.0ftというレングス|LENGTH
Naraen70Sのレングスは6ft台から7.6ftまでサンプルを作りました。想定されるルアーウエイトから飛距離を確認、求められるパワー帯、身体への負荷、バランスを考慮した際に、最もバランスがよく、クロマグロ釣りに最適なセッティングは7ftがベストであるという結論に至りました。
マルチピースロッド設計で培った細分化設計でティップセクションとベリー、バットセクションを細かく設計することで7ftロッドでありながら必要十分な飛距離を達成しました。魚を浮かせるためのバットパワーを確保しながらも飛距離をだすためのティップエリアのブランクス設計にこだわりました。アングラーの体格をとわず使いやすい1本となりました。
Naraen70s
クロマグロ。TRANSCENDENCEがスタートしてから追い続けてきたターゲットの一つ。
マルチピースロッドでクロマグロをキャッチしたい。そんな思いでスタートした当初はさほど大きいターゲットは青森には存在しませんでした。そこから徐々にターゲットが大きくなってくるなかでマルチピースロッドの限界も感じつつありました。
そんな中、自分たちのブランクス設計がワンピースやグリップジョイントでどのような形になるのか。そこに興味が湧いてしまってクロマグロ用ロッドだけ1本作ってみようと思って開発がスタートしたのがNaraen70Sです。
テストは青森から丹後、関東近海まで様々なフィールドでテストをしました。最終的には悪天候になりラインをカットすることになってしまいましたが、シングルファイトで3時間ファイトしてもやりきれる取り回しのよさ、リフトアップパワーなどクロマグロ釣りに必要な要素をNaraen70Sは兼ね備えています。
他にテストをしてもらったアングラーたちも他のロッドよりもルアーを遠くにキャストでき、身体への負荷も少ないと評価してもらいました。
マルチピースロッドメーカーが本気で作ったNaraen70S。ぜひ一度店頭で触って見て下さい。
Masaaki Katayama